巨大プリン

第一話




巨大プリン。

最初にやろうと思ったのは小学5年の時だった。
当時はお小遣いという物を貰ってなくて、収入源と言えるものがびたいち無かった事もあり、 悔し涙を流しつつ頓挫。



そして、時は流れ僕は中学生になった。

この時は既にお小遣いを貰いだしていたので金銭面の方は万全だったのだが、 悲しい事に一緒にこんなバカな事をやってくれる友達、つまりは参加メンバーが集まらなかったのだ。

僕の友達の居なさが招いた悲劇に悔し涙を流しつつ再び頓挫。



またまた時は流れ2000年8月12日。

昨日の出来事である。

すっかり巨大プリンの事なんか忘れて過ごしていたのだが、何かの拍子に「巨大プリン」という 言葉が頭を過ぎる。

何故だかわからないが過ぎったのだ。
ひょっとしたら危険な類の電波だったのかもしれないが、そんな事はどうでもいい。

再び巨大プリンへの情熱を取り戻したのだ。



今ならバイトで貯めたお金もある。金銭面の方は万全だ。
あとは一緒にやってくれるメンバーを探さねばならない。





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