ついに卒業してしまった・・・



お母さんには就職が決まったってウソついてしまったけど・・・
不良の卓男や白鳥でさえ3年になったら慌ててたのはこういうわけか・・・

いや・・・まあ・・・なんとかなるか!!楽に行こうぜ!!




『ああ・・・どうしよう・・・』







『あっ!君!吉田くん!』








おっさんのパチンコ風雲録1



おっさんのパチンコ風雲録 2


うわあ、なんかてんとう虫の歌とかで見た事あるような家だね!


そして家に通され話を聞くと、彼女 小川桜子さんのお父さんが連帯保証人になったせいで工場が担保に取られ、 あげく母親に通帳持ってトンズラされたらしい。
そこで借金の相手がパチンコ勝負を持ちかけてきて、勝てば借金はチャラになるとの事。



ふーん、ところでパチンコ勝負に出るお礼はなんかないのかな?

そうだな・・・じゃあお礼として



・・・・・・



まじで!?一瞬凄い嫌そうな顔してたけど約束は約束だからね!!!!


そして勝負の日・・・

友達の付き合いで初めてやって、その時2千円が一瞬で無くなって以来やってないという 貧相なパチンコ暦なので不安なのですが・・・まあ序盤で出てくるって事は大した奴じゃないだろうと安心した僕は 調子に乗って



大物っぽいオーラを出してるがその姉ちゃんも勝利と一緒にいただきだ!!


が・・・



突然の停電でケチがついた今回の勝負は明日延期する事に。


そして翌日・・・





おっさんのパチンコ風雲録 3

えっと・・・だれだっけ?


おー、卓男かー。しばらく見ない間に変ったなー。



うん・・・
卓男、性格悪そうな顔になったなあ・・・



それはさておき今日はパチンコ勝負の日だ。



神谷は海外旅行に行くそうなので、代わりの打ち手がやってきたのだが、神谷とは打って変わって小者臭、凄っ!



・・・



そして弱っ!パチンコ経験2回の俺に負けるパチプロざまあ!



勝った時の約束・・・たしかおっぱい揉む、だっけ?



おっさんのパチンコ風雲録 4

『やっぱり・・・キス・・・しないとダメ?』

あぁん!?



ふざけんなよ!その約束違えたら俺何の為にパチンコ打ったんだよ!いい加減にしろよ、このクソ、うんこ!!




やっぱりほっぺかよ!どんだけ俺の事嫌いなんだよ、このうんこが!!!!



桜子はもう脈が無さそうなので 新たな出会いを求め神社に散策に行ったら 突然水を引っ掛けられたのです。




・・・
とりあえず替えの服を持ってこさせたのだがステテコを持ってくる始末。


『似合ってるよ・・・じゃなかった。ごめんね、全然気がつかなくって・・・』



俺はな・・・こういうブリブリした女嫌いなんだよ!



おっさんのパチンコ風雲録 5

ブリブリした女に水をかけられたお返しに、ブリブリした女に水をかけ返してご満悦なのです。

そう言えば桜子に灯台に呼び出されてたな。何の用かしら。





『・・・・・・・・』

そんな露骨に嫌な顔せんでも・・・
フン、まあ正直君に対する興味はあまり無くなってきてるけどね!


聞けば通帳持ってトンズラこいた母親が隣町に居るらしく、見つけ出して欲しいという。
隣町くらい自分で行けよと思ったのですが、写真を見せてもらうと僕好みの綺麗な人だったので 喜んで承諾。


そして



この町に桜子のお母さ・・・

ドンッ!


写真を見ながら歩いてたら、明らかにMr."や"の人にぶつかってしまい・・・



こんな時僕が取る行動は一つだ!!ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ



おっさんのパチンコ風雲録 6

桜子のお母さんが天釘町のキャバクラで働いているという情報を掴んだのです。



そりゃ高校出たての住所不定無職ですから。



「パチプロやってます」とも言えず・・・


意味も無く嘘をつく・・・


そんな事より桜子のお母さんだ。

「この写真の人知りませんか?」


ほほう、ルミちゃん。



こんな所で家族の話をするのもあれなので、ルミちゃんを店の裏に呼び出してもらい


あれ?もしかして借金取りか何かだと勘違いされてる?


これはちゃんと説明せねばなるまい。

ボクは・・・






おっさんのパチンコ風雲録 7

お母さんの方にも何やら事情があった様子。
桜子への手紙を預かり、桜子のもとへ帰ると・・・




お母さんが出て行って、その上お父さんまで倒れるなんてほんと幸薄いよね・・・



弟の裕太君はおばさんの家に引き取られる事となったのですが、 現在住所不定無職の身である僕もどうにかしてくれないかなーという淡い期待を込めて







やっぱりね。



ともかく今日は工場に帰ろう。


・・・・・・


そして工場に着いて・・・



わー・・・・・・



おっさんのパチンコ風雲録 8

桜子んちの工場が全焼したのは大変な事だが、こっちもパチプロなのでパチンコをやらねばどうにもならない。


天釘町のパチンコ屋でパチンコバトルロワイヤルが開かれるそうなので参加する事に。
今やひとかどのパチプロとなった僕にはスポンサーが着くらしく・・・



あんたは神谷の秘書みたいなやつの金髪姉ちゃん!


そもそも町のパチンコ屋のしょぼいイベントと思ってたのだが、結構な額の金が動く一大イベントらしく、 この金髪姉ちゃんも『がっかりさせないでね、ウフフ』みたいな事を言ってプレッシャーをかけてきた。

ていうか、バトルロワイヤルに参加するのは僕だし、勝手にスポンサーにまでなられて僕に何の得があるというのだ。



お礼として、具体的にはおそらくパンツ的なものをくれ!






そして・・・



ふん、有象無象のザコどもめ・・・


最早僕はこの辺のパチプロが束になっても敵わない程の力をつけていたのだ!
なんか累計5回くらいしかパチンコしてないけど、そうなったのだ!!



あ、そうそう、姉ちゃん約束の身に着けてるもの(パンツ)くれよ!!






口紅?パンツじゃねえの!?


こんな使い古しの口紅なんて貰っても・・・使い古し・・・?
いや、まあ、うん、まあ、これでいいかな・・・・・・・・・ゴクリ・・・・・・



おっさんのパチンコ風雲録 9

口紅を貰ってご満悦だった僕にとんでもない報せが届く。



ええええ。
なんて幸薄く、なんて面倒くせー女なんだ・・・


桜子をさらったという車を追跡して長谷部商事に辿り着いたのだが、社員証がなく門前払いされ、途方にくれていると。



卓男じゃないか!
そうだ、卓男は長谷部商事の社員だし便宜を図ってもらおうと事情を説明したのだが・・・



な、なんだって!?



あ、うん・・・まあ・・・



うん・・・・・・



え!?何それ!?



う・・・うん・・・
















・・・・・・・・・・・・・・・



おっさんのパチンコ風雲録10

その後家に帰ると卓男から合コンの誘いの電話がかかってきた。

あの豚、いつまで友達ヅラしてやがんだ・・・と思ったものの、 酔っ払わせてグデングデンにして社員証を盗めるかもしれないので参加を承諾する。




『それじゃ早速自己紹介だ!ボクは矢部卓男!長谷部商事で働いてるんだ!』
早速豚がエリートアピール。



ん?僕?パチプロ。



『パチプロって・・・パチンコで生活してるってこと・・・?』
『そうなんだよ!こいつパチプロでさ!同窓会にも呼ばれないんだぜ!』

自分のカブを上げる為に友達を陥れる豚男。お前の本性はよくわかったよ。



帰れ帰れ!塩持って来い!!





















・・・・・・

パチプロっていうのはヤクザな家業だから当然そっちの奴らとも付き合いがあり、 今やひとかどのパチプロになった僕には本業の方もペコペコしてくる程だ。

豚は二度と歩けないようにして、女はどうしてやるかな・・・
豚どもめ・・・俺を怒らせるとどういう事になるか思い知らせてやるぜ・・・!


『ぎゃああああああ!!!』

なんだ?豚の断末魔的なのが聞こえたが・・・



ぶ、豚男!ど、どうしたんだ!?(笑)

『うう・・・さっきの女の子と歩いてたら突然男たちに取り囲まれて・・・ くそぅ・・・あの二人、最初っからこれが目的だったんだ・・・』

(ふふふ、いい気味だ!)


豚男がフラフラ立ち去るのを見送ったあと、豚男が落とした社員証を発見する。








おっさんのパチンコ風雲録11

卓男から失敬した社員証で長谷部商事に侵入成功。

目撃者の証言から副社長が怪しいという事で


こんちわーっす!


『思ったより時間がかかったようだね』


どうやら桜子をさらったのは僕をおびき出す為だったらしい。
普通に呼んでくれたら普通に来るのに・・・


副社長はジャッカルというパチプロを探しているらしく、 ジャッカルは「銀河九天落とし」という技を使うらしい。

つまり・・・「高額な賞金のパチンコ大会を催し、金につられてやって来たそのジャッカルを僕が追い詰めて 銀河九天落としを使わせる」という計画らしい。


そもそもそいつが大会に来るかどうか確定して無い時点であやふやな計画だが、30万円という報酬につられて承諾する。


副社長室を出ると・・・

『君、見ない顔だが義明・・・いや副社長の部下かね?』
変なおっさんが話しかけてきた。

その口ぶりから副社長のお父さん、つまりは長谷部商事の社長さんか。





『君は修羅場をくぐってきたようだな。いい面構えをしている』

何故か気に入られる。

これはもしかして後日全てを知った社長が「吉田君、是非とも我が社に入ってくれたまえ」とかそういうフラグなのか・・・!


そして勝負の日。
大会の出場者は4人。この中にジャッカルが居るらしいのだが・・・



あ、ダイバクと精密機械とは戦った事あるよ!
二人ともすんげえ弱かったから消去法でおじい、お前がジャッカルでしょ?(笑)



おっさんのパチンコ風雲録12

5分毎に獲得玉数が少ない者から脱落していくルール。

おじいに銀玉九天落としを使わせるにはタイマンの勝負に持ち込む必要があるのですが・・・


あぶねー!あと5秒ほど足りなかったら脱落してた所だ。




そして


今回の目的は優勝ではなく、あくまで銀玉九天落としを使わせる事なので問題ない。


そう言えば桜子の親父さんが退院してきたそうだ。
久しぶりに工場(焼け跡)に顔を出すと・・・



わお、お父さん危篤・・・



死の間際まで仕事の心配をする職人気質な良いおじさんでした・・・






まあ行方不明だったお袋さんも来てくれたし良かったじゃないの。


『それで、今日時間があったらうちの工場に来て欲しいの』

え、何、この期に及んでまだ頼み事的な・・・?



ああ、うん。確か本当に長谷部商事の社長さんなんだよね。


え!?マジで!!


『コネで入るのは君もイヤだろうから
ちゃんと面接を受けて欲しいみたいよ』

いやいや全然イヤじゃないよヤッホー!!
さらばパチプロ、こんにちは一流企業のサラリーマン!

社長の覚えが良い僕はとんとん拍子で出世していくだろうから、 あの万年平社員の豚男を辞めるまでいびってやるぜ!!


『じゃあ明日の朝、長谷部商事だから忘れないでね』

おっけーおっけー。


ウキウキしながら工場を後にすると・・・


あ、あんだはいつぞやの、パンツくれるかと思ったら口紅くれた姉ちゃん!!


『神谷との勝負が決まったわよ』




『まさか覚えてないの?
私が秘書をしてる最強のパチプロよ』


あー最初戦いそうで戦わなかった、ラスボスっぽい雰囲気を出してたじいちゃんか。
確かに彼を倒せばパチプロ界では頂点にのし上がる事が出来るけど・・・


『勝負は明日の朝。場所は山乃上旅館の別館よ』

え、明日?いや就職の面接があるんですけど・・・





長谷部商事の面接を受けに行くか、山乃上温泉に神谷とパチンコ勝負をしに行くかでストーリーが変わります。

どちらを選択するかで今後プレイ日記で書くゲームも変わりますんで、見たい方の選択を投票してください。

投票は終了しました



面接300票、勝負30票という圧倒的大差で面接選択のストーリーになりました

おっさんのパチンコ風雲録 13




長谷部商事の面接を受けに行くか、神谷とパチンコ勝負をしに行くか・・・

最早悩むまでも無く、この不景気こんないい話は2度と来ない。

僕は・・・



長谷部商事の前に居た。


『お待ちしておりました。吉田輝和さんですね』























こうして無事、長谷部商事に入社出来た僕は、 小川桜子のお母さん、小川美佐子さんに告白し、付き合う事になった。



キャバクラ勤め時代の服を着せてニヤニヤしたり


彼女は少々Mっ気があるらしく、Sっ気のある僕は




言葉攻めで彼女をいじめたりしてそこそこ上手くやっている・・・





おっさんのパチンコ風雲録 おわり



以下はパチンコ勝負に行った場合です。




長谷部商事の面接を受けに行くか、神谷とパチンコ勝負をしに行くか・・・

最早悩むまでも無く、これを逃せば日本一のパチプロと勝負する機会なんて無いかもしれない。



決戦は山乃上旅館。


吸血鬼・神谷、ハイエナ・乾、銀玉の狼・須藤真幸。
名だたるパチプロの揃い踏みだ。


相手にとって不足は無い!
数多くの修羅場を乗り越えた俺が最早負けるはずがないのだ。




が・・・


勝ってるのは修羅場の数だけで、健康はボロボロだし鋭さもなく、風呂嫌いの鬼な上に腹ペコ状態。


日本のパチプロ上位ランカー揃いぶみのこの試合、恐らく前以上のとんでもない額の金が絡んでると見える。

勝者は大金と栄光を、敗者は・・・・・・


また停電にでもなってくれねえかなあと思ったその時


やったぜ!なんか知らんが火事でラッキー!


「ち、ちくしょう!火事がなんだ!俺は最後まで打つぜ!逃げたいやつは逃げな!!」等と あくまでこの勝負に命をかけてるという体を演出する事も忘れない。








お、お前は桜子を誘拐したりした長谷部商事の副社長!!
お前が放火してくれたのか!グッジョブ!!


『神谷!18年前のパチンコ勝負を憶えているか!?』


わあお、逆恨みにも程がある。


つまり、君の親がジャッカルを雇ってパチンコ勝負をして、神谷に負けたって事?

そんなんお前・・・



図星を指されてますます逆上する副社長。


絶対に許さない、絶対にだ!


副社長の持つナイフが神谷に襲い掛かろうとしたその時



床が抜け


副社長と、何故か僕まで落ちてゆく。


輝和も居るんよ・・・



わ、反射的に掴んじゃったけど・・・


放していいの?


じゃあ放す。



















おっさんのパチンコ風雲録 おわり



長谷部商事入社後……







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