巨大パフェを冬に食べてお腹を壊そう

第6話




プリンが受け皿の上に着地したその時。

あれ?






あれれ?





あれれれれ?




プリンは汚らしい音をたてて崩れていった。

亮君はプリンのその見事なまでの崩れぶりに腹を抱えて笑っていたが、 僕やT君・osukai君としては見慣れた光景であり、トラウマ的光景なので ただただ憔悴するばかりだった。





僕らに残された物はと言えば、 巨大崩れプリン、それとパフェを綺麗に彩る筈だったトッピング達。

これらを無駄にしない為にも、 4時間の時間を無駄にしない為にも僕らは巨大パフェ製作を続行した。



果たして巨大パフェと呼んでいいのか定かではないが 材料たちを無駄にするのは勿体無いので、 僕らは墓に花を添えるが如く巨大崩れプリンに装飾をはじめた。














「ほんとこれパフェじゃないよね」

落胆とあきらめの入り混じった台詞を吐きつつポッキーをプスリと刺す。




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