巨大グミを食せ

最終話


オレンジゼラチン水飴汁の入ったゴミ箱を冷蔵庫にて数時間冷やす。



そして数時間。

ついに巨大グミとのご対面だ。



巨大プリン・巨大羊羹ですっかりおなじみのお盆を出し、 その上で「エイヤ!」とゴミ箱をひっくり返す。











ブブブ!ブブブブ!



奇怪な音を奏でながらゴミ箱の底より滑り降りてくる巨大グミ。








ブブブブブ・・・ボトッ!



落ちた。



そしてゆっくりとゴミ箱を持ち上げ、巨大グミとご対面!!

















今まで作った巨大プリンや羊羹なんかと比べると若干小さい気もするが、 グミ自体それ程大きな物ではないのでこれでも十分巨大なのだ。



さあ十分に鑑賞した。早速食べよう!

「スプーン持ってきてよ」と僕に要求するT君とosukai君。
「君たちは普段グミをスプーンで食べているのか?」

グミは手で摘むものだという吉田の真っ当だけどどこかおかしい 意見に逆らえず、結局手でついばむ事になったT君とosukai君。









引っ張ってみたものの、なかなかちぎれない。このグミ。

それでも爪を立てたり頑張った末、ようやくひと欠片のグミを手にする事が出来た。

早速味の方を楽しもう。
















「うおお、びっくりする程硬い」

グミというよりもゴムだ。
まさにゴム。
たとえではなく、本当にゴムなのだ。
そうとしか思えない。



そんなゴムを延々と食べ続ける事数十分。

「もうこれ無理だよー」と泣き言を言いつつも いつものHUGEよりサイズが小さかった事もあり、 無事完食。



初のお持ち帰り無し、完食という栄光を手に入れた僕らだったが、 ゴムのように硬いグミをひたすら噛み続けたおかげで、最早笑う事すら困難になり、 一同皆無表情のまま第4回HUGEは幕を下ろしたのだった。



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