巨大羊羹予定


第四話



鍋の中は寒天と餡子により気持ち悪い程ドロドロしている。

ある程度溶け合ってきたところで砂糖を入れる。
「レシピには砂糖何グラム」とか書いてあったが、まあ気にせず目分量で入れる。



再びかき混ぜる

混ぜる

混ぜる



どれだけ混ぜればいいのか検討もつかないので、 「大体こんなもんだろ」という事で鍋の火を消し手を止める。



鍋の中の甘ったるいドロドロの液体をバケツに流し込み、ベランダへと運ぶ。
ベランダである程度冷えたら冷蔵庫にて再び冷やす。



そして数時間。

冷蔵庫から取り出された羊羹は固まっていた。

少なくとも表面は完全に固まっていた。




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