巨大クレープ

第四話
 






回数を重ねる毎に確実に上達していくクレープの皮焼き。
大きさ的にはこんなもんで十分なのだが、1枚目2枚目辺りの皮が絶望的にべろんべろんなので その部分を隠すように重ねる為、 追加で焼く事計16枚のクレープの皮が完成した。



ちなみにクレープの皮は↓



↑このようにして皮同士を貼り付けたのだが、 普通サイズのクレープなら大丈夫だろうけど、 これは巨大クレープなので具も大量に入る予定で、 その大量の具の重みに明らかに耐えられそうにない頼りない接合部分。

これはもう重大な問題なのだが、T君も田所君もさほど重要視してなかったので、 僕も「まあいいか!」と思い放置。
巻き方さえ丁寧にすればなんとかなるだろう。

そして皮が終われば次は具だ。



具はソーセージ・ベーコン・肉団子・レタス等の野菜。

まずはメインの具であるソーセージに火を通す。



これまではホットケーキの甘ったるい香りが部屋に充満して、 お酒を飲んでいる僕らにはいささかきつかったのだが、 今度は肉、ソーセージ。

部屋に充満する肉の焼ける香りに「ああ肉はいいなあ」と うっとりしていると・・・






「あっ!!」








この豚野郎!盗み食いしてやがる!!




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