巨大団子

第二話
 


休憩も終わり、作業開始。


作業工程はこうだ。

鍋に水を入れ煮る。

鍋に粉を入れる。

水と粉を混ぜる。

あらまお手軽。

という事で早速鍋に水を注ぐ。
そして今回はフルーツ味の団子なので、水の代わりのオレンジジュースを用いる。


ジョボボボボボ




卵の黄身みたいでちょっと気持ち悪い。



そして桃ジュースもジョボボボボ。




「よく考えたら、桃とオレンジって混ぜて美味しいのか?」と、若干嫌な事に気付きながらも、 せっかく買ったんだし全て注ぎ込む。


注ぎ終えたらオレンジ桃ジュースを沸騰させるべくクッキングヒーターのスイッチ を押す。




・・・・・・が、一向に温かくならない。


待てども熱くなる様子の無いクッキングヒーター。
30分ほどスイッチを入れたりコンセントを引っこ抜いたり色々試したものの、 全く熱を帯びる様子が無いので、台所のガスコンロを使う事にした。


動画の撮影や写真の撮影の都合上、パソコンがある僕の部屋で作業を進めたかったのだが 使えないのなら仕方ない。



オレンジジュースの入った鍋を台所へ運び、 鍋をコンロの上に置き、火をかける。

グツグツと煮えてゆくオレンジジュースはゲボが出る程甘い香りを漂わせ、 僕らは「くせえ」と、ほのぼのと笑いあったのです。





煮えたオレンジジュースの中に上新粉を入れ、菜ばしで混ぜる。

独特の甘い匂いを漂わせつつダマになる粉。

「巨大プリンの時もこんなんだったなあ」と昔懐かしみつつ菜ばしでグルグルかき混ぜる。




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