巨大うどん

第四話
 




「ああやっちゃった」という空気が僕ら二人を包み込んで、失敗の二文字が脳裏を横切りまくったのだが、 「やっちゃったもんは仕方ねえなあ」と諦め、作業を続行する。



ぐちゃぐちゃに丸まった巨大小麦粉玉を板の上に置く。


なんだか巨大焼売の時に見たようなフォルムの小麦粉玉に包丁を入れる。






サクッ






もいっちょサクッ






サクッ






サクッ






サクッ






サクッ









そして・・・。



これを「うどん」と呼んでいいものなのか悩む所だが、僕らは巨大うどんを作ってるので 「うどん」と呼ぶほかないわけで、僕らはこれを無理やり「うどんだ」と思い込む事にした。




コンロに鍋を置き、水を入れ、火を点ける。





沸騰するまでマリオカートで対戦して遊ぶ事にした。





勝ったら勝利の決めポーズ




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