巨大弁当を巨大弁当箱に詰めます

第5話
 





弁当箱完成。

次はタマゴ焼きだ。




合計30個のタマゴを一箇所に集め、かき混ぜる。




その光景と言ったらまじでほんともうすげえ気持ち悪くて気持ち悪くてたまらない。

なんで生卵ってこんなにニュルニュルしてるんだ!と、なんだかよくわからない怒りがこみ上げてきたので、 その怒りを生卵にぶつけるかのようにかき混ぜる。

箸で物凄くかき混ぜる。

腕が疲れる程にかき回したのに全くドロドロにならずに、目玉×30個で居続ける生卵たち。

なんかもう面倒臭くなってきたので
「こんくらい混ぜたら十分じゃねえの?」
と、全然ドロドロになっていないのに、 強引に押し通した吉田。



生卵をホットプレートの上に流し込む。





そしてホットプレートのスイッチをオンして熱を帯びた鉄板の上で生卵がタマゴ焼きに変わっていく様子を 我が子の成長を見守るが如く眺めていたのですが、その内生卵の下面だけが焼けて上面は全く焼けてないという事態が発生したので僕らは非常に焦った。


誰が言ったのか忘れたが


「混ぜろ!」


と叫んだ。



均等に焼く為には混ぜなければいけないという使命感が僕らを突き動かしたのだ。
僕らはヘラを手にした。
タマゴを均等に焼く為に。
僕らは混ぜた。
上面も下面も均等に火を通す為に必死に混ぜた。







そしたらこんなんになった。






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