巨大焼売を蒸します

第2話
 




僕は他の約束事はよく破るくせに人との待ち合わせだけはやたら守る方で、約束の時間の30分から1時間前に到着するほど 時間厳守したい人間なので、それだけに正当な理由が無ければ他人のちょっとした遅刻とかも許せないのですが
40分ほど遅刻してきたosukai君は特に悪びれる様子もなく、謝罪するような様子もなく、むしろ堂々としてたので
「何日も前から12日12時集合って言ってたんだから他の用事もそれまでに片付けて時間守れや糞やろうがよお」とか 思ってたんですが、明君と「こいつ、付き合い長い分、俺たちを舐めてるな」等と 悪態つきつつ、もうどうでもいいやみたいな感じでいつもの関西スーパーに買出しに。



買う物は・・・なんだろう。
事前に下調べとかしてなかったから何を買えばいいのかよくわからないので、とりあえず豚挽肉をチョイス。

「挽肉どんくらい買うの?」って聞かれたので僕は「5キロは欲しいね」と毎度の如く狂った発言

5キロと言うと一人あたりのノルマが1,7キロ程。
しかもそれプラス他の野菜プラス皮で、合計2キロ以上を一人が食べないといけない計算になるわけで。

「いやいやいやいや、それおかしいよ、多すぎるよ」って二人に止められたんですが、僕は 「これでも足んねーくらいだよ!あほ!」と、店側からしたら営業妨害みたいな感じでありったけの挽肉を買い物籠に入れると そこには心底ゲンナリした感じの二人の顔があったので僕は嬉しくなってどんどん調子に乗って 「次は玉ねぎ買おう!豚挽肉と同じだけの重さの玉ねぎを!」と、玉ねぎ5キロ分を買おうとしたんですが osukai君の「そんなに買ったら炒めるの面倒くさいで」という必死の説得というかたくさん炒めるのは面倒くさそうだったので 玉ねぎは7個だけにした。


その他に皮の材料の小麦粉と彩りの為の冷凍エビを買って買い物終了。






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