巨大焼売を蒸します

第13話
 




とうとう巨大焼売の完成。

鍋を僕の部屋に運び込み、皿を並べて、準備は万端。
さあ、鍋を開けて巨大焼売とご対面。






















どーん


うん、まあ、巨大焼売です、これ。
いや元巨大焼売、現巨大肉まんです。

10話でも書きましたが、具に粘り気がなさ過ぎて、ドロドロで形を保てず崩れてしまいまして。
まあそんな理由で巨大焼売にはならなかったわけで。

巨大焼売にはならない事は10話の時から分かってた事なので、さほどショックを受ける事もなく、 食べる作業に移る。



「さあ今回も元気に食おうぜ!」と毎度の如く無理やりテンションを上げていこうと叫んだんですけども、 明君は漫画読んでるし、osukai君は明らかにやる気を削がれた顔してるし、各々現実逃避に勤しんでた。

空元気を振りまいた僕が物凄く阿呆みたいで 悲しくなってきたので
「おら早く食えよ、糞ブタども!お前らのエサだよおら」
と尻を蹴っ飛ばしたら、ようやく、嫌々といった様子で 巨大肉まんの方に目を向けた。
よしよし。



さて、仕切りなおして、さあ食おう!巨大肉まんを!!

僕としてはこのままかぶりついて食べたいんですけども、3人でそれをやると物凄く気持ち悪い絵が出来上がっちゃうので、 包丁で切り分ける事に。


包丁をスッと刺し込む・・・















皮、分厚っ!




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