巨大春巻きを巻きます。

第3話
 




とりあえず買ってきた材料を細かく切る作業。


綺麗に肉を切っていくT君。


僕はと言えば「あー包丁とまな板、1セットしかないからお前が切ってる間、俺何もする事ないわー。残念!」 とか言いながら作業をサボったりしてたんですが、さすがにこの量の材料を一人で切るのは効率が悪いので 渋々もう1セット包丁セットを持ってきて、僕も材料を切る事にしました。




トントントントントン
軽快な音がまな板にリズムよく響いてなんか楽しくなってきた吉田さん。

トントトトントトトントントンとリズミカルに楽しげに叩いてたんですけど、飽きてきたので

適当にやってました。


普段は僕と同じく結構適当なT君も、僕のこの適当っぷりを目の当たりにして 「俺がちゃんとやらないと巨大な汚物になってしまうかもしれない」とか思ったのか知りませんが なんだか真面目に綺麗にちゃんと切ってました。





僕はと言えば、ネギ切ってたら目に染みてきて涙が目にたまるどころか、涙がキラリと床にポトポト零れ落ちてました。


どんだけ泣いてんねん、おれって思った。




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