巨大たこ焼きを焼きます

第9話
 



もう反面を焼くべく、再び炊飯スイッチをポチっと。




30分後。



丁度タイムリミットの6時。
これで全然固まって無くてももう炊飯は出来ない。
これで全然固まって無くても僕らはそれを食べねばならない。
覚悟を決めて炊飯器の開閉スイッチに手をかけ、フタをあける。














モワ〜ンと湯気が立ち込めている。

パッと見にもまだ水分が残ってる事がわかる。
でも、まあ、近寄って見なきゃわからない。もしかしたら「水っぽく見えてるけど実は固まってるかもしれない」 とか、物凄いポジティブ思考で炊飯器に近寄ってみたんですけど











普通に水分、やたらとありました。
ジャブジャブしてます。揺らすと波打ちます。水分が。




上にも書いたように、水分が残ってようともう炊飯器は使えない。
食うしかない。これを。


とりあえず余計な水分は捨てる。


水分を捨てたらいよいよ、ひっくり返す。














おりゃ!




















ガポッ!





















汁や中身が飛び出す事無く、とりあえず、成功。

あとはこの炊飯器を持ち上げるだけ。持ち上げるだけで全てが終わる。
色んな意味で全てが終わっちゃいそうなのでこのままホットプレートごと捨ててしまいたい衝動にかられまくったんですが 、まあ、もちろん、そんな事は出来るわけもなく。



意を決して、持ち上げる。
さあ、コンガリと焼けたその姿を僕らに見せておくれ!







































あれ?










































なんかよくわからない事になりました。








Next
Back
Huge
Top

1話 2話 3話 4話 5話 6話 7話 8話 10話 11話
inserted by FC2 system