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巨大って言うか長いサンドイッチ
第3話
いきなり半裸でやってきたケイスケさんを目の当たりにして腰を抜かしそうになったわけだが、
見慣れると彼が半裸で居る事はとても自然な事のように思えてきたから不思議だ。
早速スーパーへと買出しに向かう。
「サンドイッチ作るんですよね?どれくらいの大きさにするんですか?」
と聞かれたので
「食パン積み上げて僕の部屋の天井に届くくらいにしようと思ってるんですけど」
と答えたら
というリアクションが返ってきた。
ナイスなりアクションだ。
二人の「それは無理!それは駄目!」という猛烈な反対に押し切られ、結局少し小さめの
サンドイッチを作る事になった。
パン5枚入り×15
ピーナッツバター
明太子
卵サラダ
レタス
ローストビーフ
生ハム
枝豆
納豆2パック
お好み焼き
焼き鳥
お菓子類山ほど
生ハムまではサンドイッチの具として相応しいチョイスだったのだが、
枝豆から狂いだし、納豆・お好み焼き・焼き鳥等、どう考えても
市販のサンドイッチでは味わえないような物が完成するであろう事は目に見えており、
それが美味しいか・美味しくないかという事実も目に見えていた。
これらの具は僕が選んだわけではなく、ケイスケさんとマサシコさんが率先して選んだのだ。
きっと彼らはHUGE初参加という事もあり、HUGEの恐ろしさと嫌さを理解してないのだろう。
ただ巨大というだけでさえ地獄の苦しみを味わえるというのに、
自らその苦しみを増加するであろう材料を選ぶなんて。
その事実に直面した時の二人の顔を想像するだけで、ご飯が5杯くらい食べられそうな気持ちになりながら吉田家へと向かう。
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