巨大丼って米何合使うの?

最終話




ギブアップ。

食べきれませんでした、巨大牛丼。



元々、二人で50合のご飯を食べる事自体間違っていたのだ、不可能なのだ。

世の全ての苦悶を背負わされたような二人の顔がその過酷さを物語っていた。



とにかくお腹がいっぱいで、「満腹」という言葉通りに見事なまでに腹は限界まで満たされ、 これ以上入らなくなったわけだが、 巨大鍋の中にはまだまだ牛丼が残っている。





上でも書いたが、二人で50合のお米を食べきる事なんて不可能だったのだ。
階下の母に協力を求める事にする。



「あの、牛丼とか食べたくないですか?」

と母に巨大鍋の中身を見せたところ

「あらま!」

という一言が返ってきた。



母が加わったとしても鍋の中の牛丼を一日で食べきる事は不可能なので、 母の発案により、「冷凍庫に入る分は冷凍して、残った米はおにぎりにして各自お持ち帰り」となった。



目的が決まったら母は早かった。



光速のスピードで巨大鍋の中のご飯を握っていく。



巨大鍋の中のご飯は母の手によって少しずつだが確実に減っていった。
実際にご飯が減ってるわけではなく、ただおにぎりへと姿を変えただけなのだが。



ものの10分程で巨大牛丼はおにぎり数十個に姿を変え、 第10回HUGE巨大丼は幕を閉じた。




HUGEから8日たった今では残りこれだけになった。



頑張れ吉田家。



ありがとう(光速の)お母さん



























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